Tome 20
第 20

近づく騎士

話 96 - 100

西方教会に仕える恐るべき戦士がテンペストの前に立ちはだかり、両陣営の間にくすぶっていた緊張を再び呼び覚まし、新たな衝突を予感させる。浄化という使命への揺るぎない信念に突き動かされるこの騎士は、どれほど文明化していようとも魔物への根強い不信を体現する存在そのものである。リムルは再び、単純な誤解が公然の争いへと発展しないよう、毅然とした態度と外交手腕の間で舵取りを迫られる。この緊迫した出会いは、クレイマンが張り巡らせたより大きな謀略の一部であり、その暗躍は多くの者が避けられないと恐れる戦争の火種をなおもかき立て続けている。