
第 13
ファルムスの影
話 61 - 65
先の敗北にもかかわらず、ファルムス王国の一部の勢力は野心を捨てておらず、テンペストへの対抗策をひそかに強めていく。より強大で狡猾な人物が絡む新たな政治的策謀が水面下で進行し、以前の対決の時よりも危険な様相を呈していく。国家の発展と増していく外交責任に追われるリムルは、いつ表面化してもおかしくないこの潜在的な脅威に警戒を怠らずにいる必要がある。この巻は、苦労して手に入れた平和が一部の人間の王国の野心の前ではいかに脆いものであるかを思い出させる、鈍い緊張感を描き出す。